旅行日 2019.10.28(月)
12使徒からは車で西に5分で、ロックアードゴージに到着です。
上から見ると入り江になっているのが
よくわかります。
海岸に降りるには階段です。
けっこうな急階段です。
降りるとガイドブックに掲載している場面。
グレートオーシャンロードでは、岸辺に降りられる場所は貴重なので
打ち寄せる波を感じられて心地良いです。
階段の手前にcaveがあります。
トムとエヴァの悲しい物語の舞台です。
1878年、ロックアードという船が濃霧により沈没。
18才のオーストラリア人水夫のトムは
5時間ひっくり返ったライフボードで漂流のあと、浜辺へ。
洞窟でしばらく休み、沖に戻り、
18才のアイルランド移民のエヴァを助けます。
意識のないエヴァと洞窟で一夜をともにし、助けを呼びに行きました。
乗客・乗員54名のうち、生き残ったのは、2名だけ。
トムは英雄となりました。
ところが、ビクトリア時代の道徳は、
未婚の男女が一夜をともにしたことは
いかに潔白であっても、悪いことだと言われました。
エヴァは、アイルランドへ戻り、離れ離れに。
再会することなく、彼女は故郷で、幸せな結婚をし、
3人の子供をもうけ、78才の生涯を閉じました。
一方、トムは、船長になったものの、未婚のまま、49才でなくなったそうです。
こんな話は、GoWesutツアーのアプリに日本語で紹介されているので
大変、参考になりました。
鍾乳洞のような洞窟が一層、もの悲しさを助長します。
紅の豚のポルコの隠れ家のモデルとも言われています。
ギリシャのザキントス島や伊豆の龍宮窟など
他の場所などいっぱいありますが
雰囲気は、感じられます。
さて、また階段を上り散策路へ。
上から、先ほどの海岸が見えます。
もう少し先に進むと象の岩が見えます。
中央が浸食でくりぬかれた岩がかっこいい。
説明があるのでぶつかって遭難した崖の場所が表示されています。
ちなみにここはミズナギドリMuttonbirdの生息地だそうです。
それと、ミスターチルドレンのTomorrow Never Knows の
PVが撮影されたところに似ています。
夕日のツアーもありますが、運よく快晴に恵まれ
素晴らしい景色が見られて、大満喫の一日でした。