イタリア旅行㊵ローマ 市内散策 パンテオン

旅行日 2019年6月4日(火)

徒歩で、パンテオンへ。
紀元前27年に建設されたものの、焼失し、
西暦120年ごろ、第14代ローマ皇帝ハドリアヌス(映画テルマエロマエ
有名)によって再建されました。

オベリスクと噴水のあるロトンダ広場前にあります。
幅30mの玄関廊に、エジプトの花崗岩で作られたコリント式の円柱16本が並んだ
ギリシャ建築があります。周りを強固なローマンコンクリートが支えています。
この奥に円形ドームがあります。

ブロンズの扉の先にドーム。
内部は、外壁から想像できないほどきれいで、
数々の芸術品や装飾が施されています。
また、いろいろな方のお墓があります。
ビットリオエマニュエーーレ2世やラファエロなどなど。

こちらが有名な、直径9mもある天井の穴(オルクス)

差し込む光が内部の装飾をうきたたせます。
ドームの直径、高さは43.2m
なんとサンピエトロ寺院のクーポラよりちょっとだけ(約60cm)
大きいのです。

空洞ですから、雨が降り注ぎます。
以前から、雨水はどうなるんだろうと気になっていましたが
排水溝みっけ!

ちょっとピンボケですが、
4つの穴が見えますでしょうか。

こちらは、主祭壇です。

現在も、現役で、ミサも行われます。

パンテオン
ギリシャ語で「すべての」という意味の「パン」と
「神」という意味の「テオス」が由来の
多神教の神殿でしたが、392年キリスト教以外の宗教を禁じたので
多神教を容認するパンテオンは廃れていきました。
608年、ローマ教皇に献上し、キリスト教会になり、破壊を免れました。
古代ローマ時代の遺跡の中で、完全な状態で残っているのは奇跡です。

パンテオンからトレビの泉を目指します。

途中、コロンナ広場のマルクス・アウレリウスの記念柱

細かいレリーフが彫られています。
マルクス・アウレリウスは5賢帝の一人、第16代ローマ皇帝

トレビの泉は、わかりにくい場所にあるのですが
さすがガイドさん、
ガッレリア・アルベルト・ソルディの中を通っていきました。


きれいなショッピングモールです。


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