イタリア旅行㉓フィレンツェ ウフィツィ美術館

旅行日 2019年6月2日(日)

昨日の夜遊びで、さすがの私も朝早く起きられませんでした。
今日は、ウフィツィ美術館を見学後、カプリ島に移動して宿泊なのですが
大きなスーツケースは持ち込めないので
身軽に1泊分の荷物を手荷物で移動します。
スーツケースは、バスでローマのホテルまで運んでもらう手筈です。

6時半から朝食で、ロビーに7時15分集合なので、
あわただしく、珍しく、朝食の写真を撮り忘れました。

出発間際になり、ドライバーさんが
クロークに預けてあるスーツケースを一人ではバスに詰め込めないというので
仕方なく各自で運ぶことになりました。
でも、出入り口は狭いし
やたら時間がかかりそうです。
クロークの中にいた男性陣と話して、スーツケースを送り出すから
ドアの外で、送っていくのが早いという事に。
添乗員さんは、何もしてくれないので、
私、大声で、皆さんにどんどん送ってくださいと頼みました。
とりあえず、何とかスムーズに1列になって
送る事ができました。
中の男性のうちの一人は
ツアー当初から、素敵な方だと思っていました。
ゴンドラの時も、私たちが分かれて乗船したことに
お礼を言ってくれましたし、
気持ちのいい方でした。
奥様も素敵な方で、いい夫婦です。

まぁ、添乗員さんは経験が少ないのでしょうけど
若くて、かわいいから許す(笑)

無事にスーツケースもバスにのり、
私たちは、徒歩で移動です。
私は、ナップザックなので
身軽ですが、皆さん1泊といえども、
それなりの荷物です。
アルノ川沿いにきたので
国立中央図書館の前を通りました。昨晩ん夜景を思い出します。

20分ぐらい歩いて革製品の土産物店に到着。
荷物を預かってもらいます。
ここから、5分ぐらいでウフィツィ美術館に到着です。
市役所でもあるヴェッキオ宮殿を通り抜けたみたいです。
入口を入ります。


中庭のようなウフィツィ広場で待機します。

あいにく今日は、個人入場日で団体予約が事前に取れないらしく
現地案内人の方が、早朝から並んで順番を取ってくれたようです。
待っている間、ダヴィンチやミケランジェロ、ダンテなどなどの彫刻が楽しませてくれます。


思ったほど待ち時間なく入れました。

館内は、フラッシュや三脚、自撮り棒でなければ
カメラ撮影OKです。

エレベーターでPLANTA2(3階)まで上がります。
美しい廊下が通っています。

天井画も素敵です。

Room2から
ジョットの「荘厳の聖母」

ジョットは、建築家でもあり、
ドゥーモのそばにあるジョットの鐘楼の設計者でもあります。
聖母子の絵画が他にも2つあり、
比較するのも面白いです。

Room8から
ピエロ・デラ・フランチェスカ
ウルビーノ公夫妻の肖像」
向かい合っている構図が面白いです。

Room10-14から
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生

ピンボケになってしまった「プリマヴェーラ(春)」

また、美しい回廊に出ます。

ドゥーモとヴェッキオ宮殿のアルフォルノの塔が見えます。

歩きながら撮ったので、ちょっと残念。

アルノ川も見えます。

ヴェッキオ橋が見えました。

Room35から
レオナルドダヴィンチの「受胎告知」です。

日本にきた時、見たのは、
混雑で、人流、強制的に流されて
ほんのちょっとの時間しか見れませんでしたが
ゆっくり鑑賞できます。

ヴェロッキオの「キリストの洗礼」です。

またもやピンボケですみません。
ヴェロッキオは、ダヴィンチやボッティチェリの師匠。
当時、20歳そこそこだったダヴィンチは
左下の天使や背景を手伝ったとされています。

ミケランジェロの「聖家族」

ミケランジェロがパネルに描いた絵画は3枚しかなく
貴重な作品です。
この後、システィーナ礼拝堂の天井画を描くために
ヴァチカンへ向かいます。

Room41から
ラファエロの「アーニョロ・ドーニの肖像」「マッダレーナ・ドーニの肖像」です。

豪商ドーニは、ラファエロ肖像画ミケランジェロに先の「聖家族」を
書かせました。
3大巨匠のうちの2人に作品を依頼するとは。
また、夫人の構図はモナリザと同じポーズです。

同じくラファエロの「ヒワの聖母」


廊下の突き当りにラオコーン像


有名絵画をピンポイントで回りました。
これも、現地案内人の方のおかげです。

ちなみに「ウフィツィ」はイタリア語で「オフィス」を意味します。
ヴァザーリ設計で1580年完成したフィレンツェの政庁として利用されていたものを
メディチ家出身のフランチェスコ1世が自家のコレクションを展示するため
美術館として利用させたものです。
メディチ家断絶の後、1769年から、ウフィツィ美術館として
一般公開されるようになったそうです。



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