メルボルンとエアーズロック登頂⑭カルチャーセンターとガーデンウォーク

旅行日 2019.10.23(水)

今夜は、満室のようで、騒がしい感じです。
充電用のコンセントは空いていないし
夜中まで荷物のパッキング作業をする人たちが
電気をつけたり消したり。
遅くまで、しゃべっていたりで、うるさいです。
キッチンツールを蹴飛ばさないように気も使ったのか
よく眠れませんでした。

かなり早く起きて星空ウォッチングで南十字星を探しに
宿の展望台へ。
真暗がりの中、進みますが、センサーが働き
ちょっと先を明かりが照らし、消えます。
あと3段ぐらいのところで
センサーはなくなり、自力で登るのですが
不覚にも、つまづいて、最後の一段で派手に転びました。
以前、骨折した左手をしたたか強くついて全体重を受け止めましたが
ちょっと顔、鼻の下をすりむきました。
痛ぁい!
やばい、こんなところで、骨折したらと
以前のことが頭をよぎります。
転んだまま、手首をおそるおそる動かし
なとか骨折していないことを確認。ほっ!
次に、落とし物してないか確認。
鍵もスマホもちゃんとあったので
やっと安心しました。
スマホのライトで回りに何も落ちていないことを確認。
すると、人影が。
私だけかと思ったら、もう一人、日本人の女性が。
いやぁ、火が出るほど恥ずかしい。
結局、逆向きのオリオン座はわかるのですが
南十字星はわからず。
彼女もわからないそうです。
もうちょっと調べて、明朝、リベンジです。

身支度を整え、今日もまた、ホップオンホップオフのバス乗車。
今日は、Japaneseと書いたバスは3台きました。
ドミトリーが混んでいたのも納得です。
ウルルのサンライズを見に行きます。
展望台はすごい混みようでしたが
下段が比較的すいていて
赤く染まるウルルをゆっくりと堪能しました。
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バスにもどり、私以外の全員がマラで降りたので
車窓を楽しむため、左の一番前方に座りなおしました。
他にウルルの周りには2か所バス停があるのですが
私が降りないので、ドライバーさんが大丈夫かと心配してくれました。
もう、何回も会ってる顔見知りだからでしょうか。
私は、ウルルにも登れたし、カタジュタにも行った。
十分、楽しんだので、最後に明日帰る前に
ウルルの景色を心に焼き付けている。
そして、最後になってしまったけれど、
カルチャーセンターで勉強してくる
と言いました。
ドライバーさんは、プールで泳ぐのもいいよ。
リゾートの宿泊客なら、どのホテルのプールも無料だからと
教えてくれました。
太っているから、恥ずかしいけど
教えてくれてありがとうとお礼を言い
カルチャーセンターで下車しました。

カルチャーセンターは、7時からopenなので
もう入場できますが
屋外のピクニックエリアで朝ごはんです。
手作りサンドイッチとレモネード。
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オートキャンプ場もあり、バーベキューグリルが
たくさんありました。
鳩たちも朝食のようです。
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こんな場所で私ものんびりします。
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南西からウルルを臨みます。
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毎日、いろいろな角度から、ウルルを見る事ができたので、参考までに地図をのせておきます。
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ウルルの景色を堪能しました。

朝食を鳥たちと一緒にすませ、
いよいよカルチャーセンターです。
撮影禁止なので写真がありません。
屋外にギャラリーがあるのですが
ちょっと迷路みたいで、行ったり来たり。
アボリジニの音楽も聞こえてきます。
日本語の解説も少しあります。
屋内は冷房完備でビデオの部屋で座って眺めたり、
展示物や歴史などみどころ満載です。
日本語の説明も少しはありますが
英語の詳しい説明は、網羅していません。
自分の乏しい英語力では、理解力も少ないのですが
クニヤとリルの物語など
興味深いもので、
先にこの物語を知っていれば
ウォーキングがもっと興味深いものになっただろうと思いました。
蛇が神様という話は世界各地でありますが
ここウルルでもそうです。
どこまで、合ってるかわかりませんが
物語はこうです。

東から来たニシキヘビのクニヤは、卵をネックレスのようにしてクニヤピティに
たどり着き、ここに卵を置きます。
クニヤの甥クカクカが南西から来た茶色の毒蛇リルたちに殺されそうに。
甥がおきてを破ったことが原因とされていますが
クカクカがどんなおきて破りをしたのかリルに聞きますが、答えません。
薄笑いでごまかしています。
クニヤはムティジュルの泉まで運び、
毒を出そうとしましたが
甥のクカクカは息絶えてしまいます。
リルの無意味な無法な制裁と思ったクニヤは復讐を決意します。
ただ、体力では、男のリルにかなわないかもしれません。
そこで、クニヤは神聖な大地の力を借ります。
土を体にまとい、人となり、手と足を手にいれます。
武器をも手にいれたクニヤは
明け方、目のくらんだリルの頭部を棒で殴りつける。
よろめいたリルがクニヤの太ももにかみついた。
毒蛇にかまれれば死しかないが
この非道のリルをいかしてはおけない。
満身の力を込めて再びリルの頭をなぐりつけ
リルは絶命。
クニヤの殴りつけた力は、聖なる大地に大きな亀裂が2本入るほどだった。
クニヤは間もなく毒で命を失うが
子どもたちの卵は、間もなく孵化し、命をつないでいく。
大地ウルルは、クニヤの姿を蛇に戻し、虹蛇ワンナビの称号の女神となり
リルのような不届き者があらわれないよう監視しているという。

こんな感じに理解したり、あとから調べてみたりした物語ですが、
それをちゃんと知っていたら、
ムティジュルの泉や
縦に亀裂の入った岩や
大岩が監視しているクニヤに見えたり
創造性が膨らんだだろうなと思いました。

ちなみにカルチャーセンターの建物もニシキヘビのクニヤを象ったものらしいです。
売店やカフェテリアもあり、コーヒーや軽食も取れますが
私は、またバスで戻ります。
1人でバス停で待っていると、不安になりますが
ちゃんと来てくれました。ほっ。

デザートガーデンホテルで無料のアクティビティ、ガーデンウォークに参加します。
8時45分~9時30分の予定ですが、ギリギリ間に合いました。
フロントで集合して15名ぐらいでした。
涼しかったのもつかの間。
パンフレットをもらい、屋外へ。
さすがに暑い。帽子は必須です。
昨日のブッシュフード体験にもでてきた植物もありました。
他に実が赤くなるネイティブ ピーチ ツリー
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地下深く根を張るデザートオーク
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砂漠で水分が蒸発しないように細い葉っぱです。

はて、この赤い実はなんだったろう?記憶が・・・
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帰り道、ドライバーさんの言っていたプールも見てみます。
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いいけど、誰もいない。監視の人もいない感じだから
1人でおぼれたら誰も助けてくれないかも。
やっぱ、プールはやめよう。

スーパーに寄り道。
フルーツ6.5ドルを買って食べます。
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11時からのディジャリドゥを、最初から前方でじんどります。
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でも体験3人は、あっという間に決まってしまい
残念ながら、私は吹くことできませんでした。

11時30分からのブッシュヤーンでは、
狩りに使われていた武器や道具などみたり触ったりできました。
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タフな私もさすがに疲れ、いったん宿に戻ります。
昼だからか、循環バスがなかなか来な~い。
1本、間引かれたか。

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